神戸新聞文化センター

バスツアー案内

人気講師の解説で巡る 日帰りバスツアー 日本仏教信仰の聖地「小田原」の仏教文化と秋の庭園を巡る

京都府木津川市の東南部と、奈良県との県境は古くから「小田原」と呼ばれ、平安時代の終わりには多くの修行僧らが集まる日本仏教の聖地とされていました。今回はKCC「人物から読み解く平安時代」講座の講師である若井敏明先生が、日本仏教文化の聖地「小田原」と美しい庭園を案内いたします。

●般若寺
 飛鳥時代、高句麗の慧灌法師がこの地に寺を建てたのが始まり。その後天平 7 年(735)聖武天皇の時に、平城京の鬼門鎮護のため堂塔が造営されたと伝えられています。鎌倉時代の優美な建築様式をもつ楼門 (国宝)が残っており、 楼門の奥正面に立つ十三重石塔(重文)は、 高さ約 14.2 メートル。石仏を彩って咲く春の山吹、初夏のアジサイ、初夏 ・ 秋のコスモスなどが美しく、花の寺としても有名です

●円成寺
 柳生街道随一の名刹で、 本堂は藤原期の阿弥陀堂様式の室町建築です。大仏師運慶青年期在銘の大日如来像(国宝)は相應殿に安置されています。また、鎮守春日堂、白山堂(国宝)は、全国最古の春日造社殿となります。円成寺庭園(名勝)は藤原期の浄土式舟遊式の名園です

●浄瑠璃寺
 浄瑠璃寺の庭園は、極楽浄土を表現しています。梵字の阿字をかたどったと云われる宝池を中心に配し、西に本堂 ・ 九体阿弥陀仏を安置し、 東に三重塔 ・ 薬師如来像を祀るという当初のままの形を残している浄土庭園は少なく、周囲の自然環境と共に四季折々の美しさを見せるところから国の特別名勝に指定されています

●岩船寺
 加茂町南部、南当尾一帯は古く「小田原」とよばれ、仏教文化が花開いたところでした。その中でも、岩船寺は平安時代を代表する寺院です。本尊は阿弥陀如来像で 10 世紀を代表する仏像として知られており、 三重塔(室町時代)は中世後期の代表作ともいわれており、共に重要文化財に指定されています。

と  き 11/23(土)午前9時・JR神戸駅浜側観光バス駐車場集合・出発(午後5時帰着予定)
講  師 関西大学非常勤講師 若井 敏明
昼  食 天平倶楽部にて「三千草」をご賞味
募集人員 ●募集人員:44名(先着順)※最少催行人数22名、※バス会社は「帝産観光バス」を予定
一般(KCC非会員)=14,800円、KCC会員=13,800円(いずれも昼食代、拝観料・保険代含む)

  • 三宮KCC
  • バスツアー
  • 2024年11月23日(土) 9:00~17:00
実施日 2024年11月23日(土) 9:00~17:00
定 員 44
主 催 神戸新聞旅行社、神戸新聞文化センター(KCC)
場 所 京都
行 程 ●JR神戸駅浜側観光バス駐車場→般若寺→円成寺→天平倶楽部(昼食)→浄瑠璃寺→岩船寺→JR神戸駅浜側観光バス駐車場※雨天決行、添乗員同行
講 師 関西大学非常勤講師
若井 敏明
参加費 14,800円 ※受付でのご入金は、現金またはペイペイ、クレジットカードがご利用いただけます。

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